「竹炭」の読み方は「たけずみ」です。業界や商品表示では「ちくたん」と読むこともあり、どちらも間違いではありません。英語では Bamboo Charcoal と表記します。
竹炭は、竹を炭に焼いた自然素材です。消臭、調湿、土壌改良など幅広く使われ、粉末にした竹炭パウダーは食用としても流通しています。この記事では、読み方から効果、食用の扱い、作り方、購入場所までをまとめて解説します。
竹炭の読み方は「たけずみ」「ちくたん」
一般的には訓読みの「たけずみ」が使われます。「たけすみ」と濁らずに読まれることもありますが、通常は濁音です。
一方、工業製品や農業資材の分野では、音読みの「ちくたん」が使われます。木炭を「もくたん」と読むのと同じ流れです。会話では「たけずみ」、書類や製品名では「ちくたん」と、場面によって使い分けられていると考えると分かりやすいでしょう。

竹炭とは?木炭との違い
竹炭とは、竹を酸素の少ない状態で加熱し、炭化させたものです。原料には主に孟宗竹が使われます。
木炭との一番の違いは、内部構造です。竹はもともと繊維の間に細かい空洞が並んだ構造をしており、炭にするとその穴が残ります。この多孔質構造が、においや水分を取り込む性質のもとになっています。
| 項目 | 竹炭 | 木炭 |
|---|---|---|
| 原料 | 竹(孟宗竹など) | 樹木(ナラ、カシなど) |
| 構造 | 細かい穴が規則的に並ぶ | 樹種により異なる |
| 主な用途 | 消臭、調湿、土壌改良、食用 | 燃料、調理 |
| 成長サイクル | 数年で再生する | 数十年かかる |
竹は成長が早く、放置竹林の対策にもつながることから、資源として活用する動きが広がっています。
竹炭の効果
消臭
多孔質の表面がにおいの成分を吸着します。玄関、下駄箱、クローゼット、トイレ、冷蔵庫など、狭い空間で使われることが多い用途です。
調湿
湿度が高いときに水分を吸い、乾いてくると放出します。床下や押し入れなど、湿気がこもりやすい場所の結露やカビ対策に使われます。
土壌改良
土に混ぜると、細かい穴が微生物のすみかになります。水はけと水持ちの両方に関わるため、土の状態を整える資材として農業でも利用されています。
バイオ炭としての利用
炭は分解されにくく、炭素を土の中に長くとどめます。この性質から、竹炭は温室効果ガス削減の手法であるバイオ炭として扱われ、J-クレジット制度の対象にもなっています。
詳しくはバイオ炭とは?読み方・効果・デメリット・J-クレジット・価格・木炭との違いをご覧ください。
効果を過信しないために
竹炭は吸着量に限りがあります。消臭や調湿に使う場合、時間の経過とともに効果は落ちます。天日干しで回復する製品もありますが、使用期間の目安は商品表示を確認してください。
竹炭は食べられる?食用竹炭について
食用として製造された竹炭であれば、食べることができます。食品添加物としての炭は「植物炭末色素」と呼ばれ、着色料として認められています。黒いアイスやパン、スイーツの黒色に使われているのがこれです。
粉末状にした竹炭パウダーは、飲み物や料理に混ぜて使われます。ただし、次の点に注意してください。
- 必ず食用として販売されているものを使う
- インテリア用、農業用、燃料用の竹炭は食べない
- 薬やサプリメントと一緒にとると、吸着して効きめに影響する可能性がある
- 一度に大量にとらず、商品表示の目安量を守る
食用竹炭は食品であり、病気の治療や予防を目的としたものではありません。持病がある方や服薬中の方は、医師に相談してから利用してください。
竹炭の作り方
竹炭は、竹を酸素の少ない状態で加熱して作ります。おおまかな流れは次のとおりです。
- 竹を適当な長さに切り、割って乾燥させる
- 炭化炉や窯に詰める
- 空気を絞りながら加熱する
- 400〜1,000℃程度で炭化させる
- 密閉して冷ます
焼く温度によって性質が変わります。低い温度では土壌改良向き、高い温度では消臭や調湿に向いた炭になる傾向があります。
一斗缶やドラム缶を使った自作方法も紹介されていますが、高温を扱うため火災ややけどの危険があります。煙やにおいが出るため、住宅地では近隣への配慮も必要です。用途がはっきりしている場合は、市販品を選ぶほうが確実です。
製造工程は竹炭の作り方徹底ガイド|孟宗竹から高品質竹炭ができるまでで詳しく紹介しています。
竹炭はホームセンターやダイソーで買える?
ホームセンター
カインズやコメリなどで、床下用や調湿用の竹炭を扱っていることがあります。店舗や時期によって品ぞろえは変わります。
ダイソーなどの100円ショップ
小袋の竹炭が置かれていることがあります。少量を試すには手軽ですが、食用や農業用として使えるとは限りません。用途表示を確認してください。
通販
用途別に選べるのが利点です。床下用、調湿用、食用、農業用では、粒の大きさも焼き方も違います。容量あたりの価格や原産地も比較しやすくなります。
選ぶときの確認ポイント
- 用途(消臭、調湿、食用、農業用)が明記されているか
- 原料の竹の産地
- 国産か輸入品か
- 粒の大きさ、または粉末の細かさ
- 食用なら食品としての表示があるか
竹炭のインテリア活用
- 玄関・下駄箱:においがこもりやすい場所に置く
- クローゼット・押し入れ:湿気とにおいの対策に
- お風呂・トイレ:湿度とにおいの調整に
- 床下:まとまった量を敷いて調湿に使う
- 飾りとして:黒い質感を生かして器に盛る
置いたままにせず、ときどき天日で干すと吸着力が戻りやすくなります。
竹炭パウダーとは
竹炭を細かく砕いて粉末にしたものです。食用のものは、飲み物、パン、菓子などに混ぜて使われます。
粒の細かさはミクロンで表され、10ミクロンのものは口当たりがなめらかで飲み物に混ぜやすく、125ミクロンのものは食材に混ぜたときの扱いやすさがあります。
用途別の選び方は10ミクロンと125ミクロン、何が違う?で比較しています。
よくある質問
竹炭の読み方は「たけずみ」と「ちくたん」のどちらが正しいですか?
どちらも使われます。日常会話では「たけずみ」、製品名や業界の文書では「ちくたん」が多い傾向です。
竹炭の効果はどれくらい続きますか?
使用環境と量によって異なります。消臭や調湿に使う場合、吸着できる量には限りがあるため、定期的な天日干しや交換が必要です。目安は商品表示を確認してください。
竹炭を食べても大丈夫ですか?
食用として製造された製品であれば使えます。インテリア用や農業用の竹炭は食べないでください。
竹炭と備長炭は違いますか?
原料が違います。備長炭はウバメガシな