菌ちゃん農法について調べていると、「米ぬかは必要?」「炭や竹炭も入れる?」「石灰や液肥はどうする?」と、資材の選び方で迷うことはありませんか。
大切なのは、いろいろな資材を一度に加えることではなく、それぞれの役割を知り、畑の状態に合わせて使い分けることです。
この記事では、米ぬか・炭・竹炭・石灰・液肥と竹チップの違いを整理しながら、農業経営研究所が販売する「竹チップ乳酸発酵 30L×3袋」をご紹介します。
菌ちゃん農法で竹チップが気になる方へ
菌ちゃん農法をきっかけに、落ち葉や草、木質系の資材を使った土づくりに関心を持つ方もいらっしゃるでしょう。
竹チップは、竹を細かく砕いた植物由来の資材です。土づくりに使うほか、土の表面を覆うマルチング材としても利用できます。
ただし、「竹チップを入れれば、それだけで菌ちゃん農法になる」というものではありません。取り組む際は、提唱者の書籍や講習などで基本の手順を確認し、畝づくりや水分管理と合わせて考えることが大切です。
乳酸発酵竹チップとは?
農業経営研究所の「竹チップ乳酸発酵 30L×3袋」は、福岡県産の孟宗竹を100%使用した、乳酸発酵済みの竹チップです。
チップの大きさは約8mm。30L入りを3袋、合計90Lでお届けします。
竹を原料とした自然素材を、家庭菜園や畑の土づくり、土の表面を覆う用途に取り入れたい方に向けた商品です。
なお、乳酸発酵と、畑の中で木質資材が分解されていく過程は別のものです。発酵済みであっても、土に混ぜてすぐに種まきや植え付けができるとは限りません。
菌ちゃん農法で気になる米ぬかと竹チップの違い
米ぬかと竹チップは、どちらも植物に由来する素材ですが、同じようには扱えません。
米ぬかは、竹チップのような木質資材と比べて分解が進みやすく、一度に多く加えると発熱や臭いなどが起きることがあります。
一方、竹チップは繊維質の資材です。米ぬかの代用品として同量を使ったり、早く分解させようとして米ぬかを大量に足したりする使い方は避けましょう。
「米ぬかも竹チップも、たくさん入れるほどよい」と考えず、資材ごとの使用方法を確認することが大切です。
炭・竹炭と乳酸発酵竹チップはどう違う?
竹炭と竹チップは、どちらも竹が原料ですが、加工方法が異なります。
竹炭は竹を炭化させたもの、竹チップは竹を細かく砕いたものです。乳酸発酵竹チップは、砕いた竹を乳酸発酵させています。
炭化した竹炭と、植物の繊維が残る竹チップでは、土の中での変化や使う目的が異なります。「竹炭の代わりに竹チップ」「竹チップの代わりに炭」と、単純に置き換えることはできません。
畑に炭を使う場合は、土壌用として販売されているものを選び、原料や使用量を確認しましょう。燃料用の炭や灰などを、同じ資材として扱わないことも大切です。
石灰と竹チップは役割が違う
「菌ちゃん農法では石灰も必要?」と迷う場合も、まずは目的を分けて考えましょう。
石灰資材には、土壌の酸度調整などを目的に使うものがあります。竹チップは、石灰の代わりに土の酸度を調整する資材ではありません。
また、乳酸発酵という名前だけで「畑が酸性になるから石灰を足そう」と判断するのも避けたいところです。
石灰を使うかどうかは、育てる作物や土壌のpH、使用する石灰資材の種類に合わせて決めましょう。
液肥の代わりに使える?
乳酸発酵竹チップは、液肥と同じ目的で使う商品ではありません。
液肥は主に養分を補給するための資材ですが、竹チップは土づくりやマルチングに使う資材です。「竹チップを使ったから液肥は不要」「育ちが遅いから液肥を多く与える」と一律に判断せず、作物の状態を見ながら管理しましょう。
菌ちゃん農法に取り組む場合は、その栽培方法での肥料の考え方も確認し、異なる方法を自己判断で組み合わせすぎないことが大切です。
種まき前に確認したいこと
竹チップを使う際は、土の表面に敷く場合と、土に混ぜ込む場合を分けて考えます。
土に混ぜ込んだ木質資材の分解が進むと、微生物が土中の窒素を利用し、作物が利用できる窒素が一時的に不足することがあります。これが「窒素飢餓」と呼ばれる状態です。
そのため、乳酸発酵済みであっても、大量に混ぜた直後の種まきや植え付けは避け、使用量と畑の状態を確認してください。
また、種をまく場所まで厚いチップで覆うと、小さな種の発芽や苗の生育を妨げる場合があります。種まき部分や苗の株元は空け、栽培する作物に合わせて使いましょう。
乳酸発酵竹チップの使い方と使用量
本商品の商品案内では、土づくりに使う場合の施用量を10aあたり20〜30袋としています。これは土に施用する場合の目安で、表面を覆うマルチングの厚さとは別に考えてください。
マルチング材として使う場合は、土の表面に3〜5cm程度の厚さで敷く方法をご案内しています。
30L×3袋の合計90Lを均一に敷く場合、計算上は厚さ3cmで約3㎡、厚さ5cmで約1.8㎡を覆える量です。実際の使用量は、地面の凹凸や敷き方によって変わります。
土に混ぜる場合も、表面に敷く場合も、まずは小さな区画から始め、土の乾き方や作物の様子を見ながら調整することをおすすめします。
自然素材を生かした土づくりに
米ぬか・炭・竹炭・石灰・液肥は、それぞれ性質や役割が異なります。乳酸発酵竹チップも、それらをすべて置き換える万能な資材ではありません。
大切なのは、何のために使うのかを決め、適量を守り、畑の変化を観察することです。
農業経営研究所では、福岡県産孟宗竹100%の「竹チップ乳酸発酵 30L×3袋」を販売しています。自然素材を使った土づくりや、竹チップによるマルチングにお役立てください。
※本記事は資材の違いと商品の使い方をご紹介するもので、菌ちゃん農法の公式な栽培手順や、公式推奨・認定商品であることを示すものではありません。栽培結果は土壌・気候・管理方法などによって異なります。