竹酢液の農業・畜産・きのこ栽培への活用方法|病害虫対策・土壌改善・消臭効果と希釈倍率

竹酢液の農業・畜産・きのこ栽培への活用方法|病害虫対策・土壌改善・消臭効果と希釈倍率 - 農業経営研究所

竹酢液とは?農業・畜産・きのこ栽培への活用方法

竹酢液は、竹を高温で熱処理する際に生じる煙を冷却して得られる天然液体です。抗菌・防カビ・害虫忌避の複合効果を持ち、農業・畜産・きのこ栽培など幅広い用途に活用されています。本記事では、用途別の希釈倍率と使い方を詳しく解説します。

竹酢液の基本的な作り方・希釈倍率・保管方法については、竹酢液の作り方・希釈倍率・利用方法の完全ガイドもあわせてご覧ください。また、竹チップ・竹炭との使い分けについては竹チップのデメリットと正しい使い方・使い分けガイドをご覧ください。

①農作物への使用方法

竹酢液を農作物に使う場合、下記の分量を参考にご使用ください。

作物名 病害虫 施用法
苺 メセンチュウ 100~200倍液の散布
大麦 縞萎縮病 4~8倍液の散布で不活性化
キャベツ ネコブセンチュウ 竹酢液入り半生堆肥施用
ベト病、コナガ 農薬+竹酢液200~300倍液を10~15日間隔で散布
軟腐病、灰色カビ病 200倍液を5日おきに3回散布
キュウリ ネコブセンチュウ 100~200倍液の株元灌注
ウドンコ病、ベト病 ニンニク入り竹酢液200倍液の葉面散布
オンシツコナジラミ ドクダミ入り竹酢液200倍液の葉面散布
灰色カビ病、ウドンコ病 活性炭+300倍液を散布
小麦 縞萎縮病 4~8倍液の散布で不活性化
さつま芋 ネコブセンチュウ 竹酢液入り半生堆肥施用
トマト センチュウ 50倍液を株元へ灌注
ウイルス 200倍液を1週間おきに散布
根腐れ病 竹酢液+パンの耳+モミガラくん炭の植穴施用
ネコブセンチュウ 100~200倍液の株元灌注
梨 紋羽病 根を掘りあげて潅注
なす 灰色カビ病、ウドンコ病 活性炭+300倍液を散布
青枯病 有機液肥に混ぜて月1~2回灌注
ダニ ドクダミ入り竹酢液200倍液の葉面散布
白菜 ネコブセンチュウ 竹酢液入り半生堆肥施用
軟腐病、灰色カビ病 200倍液を5日おきに3回散布
ピーマン センチュウ 1,500~2,000倍液を灌水代わりに3回散布
ビート 立枯病 20倍液の土壌灌注
ぶどう ウドンコ病、ダニ 50倍液の散布
メロン ネコブセンチュウ 竹酢液+粉炭を作付前に散布
アブラムシ 竹酢液+粉炭で忌避効果
りんご 腐乱病 50倍液を1週間おきに2回散布。ペースト塗布。
軟弱葉もの 立枯病 キトサン+竹酢液200倍液を土の表面に散布
針葉樹苗 立枯病 原液8L/㎡施用
樹木・観葉植物 カイガラムシ 200倍液を2~3回散布

②水耕栽培(トマト・イチゴ)への使用

農業用竹酢液を水耕栽培のトマトやイチゴに使用する場合、基本は葉面散布(葉へのスプレー)です。水1リットルに対し竹酢液1~2ml(500~1,000倍)に希釈し、月2~3回葉面に散布します。

③米(稲作)への使用

稲作における竹酢液の使用は、苗の健全な育成、いもち病などの病害虫予防、および生育促進を目的として、一般的に500~1,000倍に水で薄めて使用します。

④養豚・養鶏への使用

養豚における竹酢液の使用法は、飼料や飲水への添加による腸内環境の改善・消化吸収の向上(1~3%または数千倍希釈)、および畜舎や糞尿の消臭・衛生管理を目的とした50~200倍希釈液の散布が基本です。

⑤牛の飼育・牛舎への使用

牛の飼育や牛糞・畜舎における竹酢液の使用方法は、主に消臭、堆肥の発酵促進、および腸内環境の改善を目的として行われます。20~100倍に水で薄め、堆肥の切り返し時や床面に散布します。

⑥きのこ・まいたけ等原木栽培への使用

キノコやマイタケ等の原木栽培における竹酢液の使用は、雑菌の抑制や原木の活性化に500~1,000倍の薄い濃度で活用されます。

⑦椎茸・きのこ・まいたけ等の菌床栽培

シイタケなどの菌床栽培において、竹酢液は雑菌の繁殖抑制やナメクジ・コバエなどの害虫忌避に利用されます。必ず500~1,000倍などの薄い濃度に水で薄めて使用します。


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竹酢液の販売情報については、竹酢液販売|山梨県産孟宗竹使用・農業用・ペット用の国産竹酢液もご覧ください。